
“教える”ことを中心に据えない教育思想から生まれた、世田谷区二子玉川のSTEAM教育スクール「FIVE by DOHSCHOOL」所属のVEX V5 Robotics Competition(V5RC)中高生チーム「Big Dippers」が、1月に開催された「Japan V5RC HS National Regional Championship | Supported by KEIO」において、Excellence Award(最優秀賞)/Tournament Champions(トーナメント優勝)/Robot Skills Champion(スキルスチャレンジ優勝)の三冠を達成!日本代表として世界大会への出場が決定した。
世界大会出場は、昨年度に続き2年連続だ。
予選ラウンド全勝突破&決勝トーナメントで3冠達成

「Japan V5RC HS National Regional Championship | Supported by KEIO」で「Big Dippers」は、予選ラウンドを全勝で突破し、エリミネーションマッチ(決勝トーナメント)に進出。ファイナルでも勝利をつかみTournament Championsを獲得したほか、Excellence AwardとRobot Skills Championにも輝き、三冠を達成した。
Excellence Awardは、ロボットの強さだけでなく、設計思想、課題設定、試行錯誤、チーム運営、伝達力など、活動全体の完成度が問われる賞。「Big Dippers」は、300ページを超えるエンジニアリングノートブックを作成しており、設計変更の理由、仮説検証、失敗と改善、プログラムの更新履歴、議論の経緯、アウトリーチ活動までを体系的に記録して、学びのプロセスを可視化してきたという。こうした取り組みが評価され、受賞の大きな要因となったようだ。
Robot Skills Challengeは、単独チームが制限時間内に得点を競う技能競技。機体設計・プログラミング・戦略性・ドライビングテクニック等の総合力が問われ、「Big Dippers」はこの部門でも最高得点を記録した。
メンバー5名のうち3名は女子中高生

今シーズンは5名体制での挑戦となった「Big Dippers」。チームメンバーは、昭和女子大学附属昭和高等学校・チームリーダー兼CADデザイナーの市川はるさん、国立東京工業高等専門学校・ロボットビルダーの綱嶌仁政さん、昭和女子大学附属昭和中学校・プログラマーの小林千紘さん、かえつ有明高等学校・ドライバー兼テクニカルディレクターの中田寛大さん、昭和女子大学附属昭和高等学校・広報の土屋帆乃さんだ。

5名のうち3名は女子中高生であり、ロボティクス分野では少数派になりがちな女子メンバーが、設計・プログラミング・記録・広報など各領域で男子メンバーと同様に中心的役割を担っている。
限られた人数の中で役割を再定義し、開発プロセスと検証サイクルを再設計したことが、三冠達成につながったという。

「Big Dippers」は、4月21日(火)〜24日(金)にアメリカ・ミズーリ州セントルイスで開催される「VEX Robotics World Championship」に出場予定。同大会は世界最大級の教育ロボティクス競技会として知られており、「Big Dippers」が出場するV5RC High School部門だけでも約800チームが参加する、極めて大規模かつハイレベルな大舞台だ。
ロボット競技大会について
「VEX Robotics Competition」は、単にロボットの性能を競う大会ではなく「どのように考え、どのように学び、どのように成長したか」というプロセスそのものを評価する国際的な教育プログラム。毎年ルールが刷新される競技環境の中で、学生たちは短期間で仮説検証を繰り返し、技術だけでなく、問題解決力、コミュニケーション力、意思決定力を育んでいく。
また、「VEX Robotics World Championship」には、NASAやGoogleをはじめとする企業・機関がスポンサーとして関わっており、次世代のSTEM人材育成を支える国際的な教育プラットフォームとして位置づけられているという。
サポーター募集中
なお「Big Dippers」は、世界大会エントリー費や遠征費、ロボットパーツ、ロボット運搬費を担うためにスポンサー企業や個人サポーターを募集中。詳しくは問い合わせを。
世界大会への出場を決めた、中高生ロボティクスチーム「Big Dippers」の今後の活躍に注目だ!
■FIVE by DOHSCHOOL
住所:東京都世田谷区玉川3-23-1
HP:https://v.dohschool.com
(佐藤ゆり)